※2026年10月05日更新
売掛金の入金日まで待てないとき、銀行融資の審査を待っている余裕がないとき、選択肢に挙がるのがファクタリングです。
ファクタリングは「お金を借りる」のではなく「持っている売掛金を売る」資金調達なので、融資とは審査の見方も、かかる費用の種類も違います。
一方で、ファクタリングを装ったヤミ金融が確認されていると金融庁が注意を呼びかけているように、業者選びを間違えると資金繰りがかえって悪化します。
このページでは、ファクタリングの仕組み、2社間と3社間の違い、手数料の考え方、危ない業者の見分け方を、金融庁や法務省などの公的な情報をもとにまとめました。
当サイト「カリイク」で紹介している業者の公式サイトの数字も、2026年10月に取り直しています。

アクセルファクターは専門性やシステムや体制も整っていて安全に利用ができます。 柔軟性ある対応と早い現金化も大きな魅力です。アクセルファクターへ進む詳しい内容を見る
QuQuMo(ククモ)はオンライン完結でスピード追求の新たな資金調達サービスで、知名度が高くて安全・安心して活用できます。QuQuMo(ククモ)へ進む詳しい内容を見る
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ベストファクターは他社と比較しても最低水準の手数料、24時間以内に現金を振り込んでもらえます。 また、利用の多い建設業界に強いメリットがあります。ベストファクターへ進む詳しい内容を見る
企業の資金調達手段としてファクタリングは浸透しつつあります。一般社団法人日本中小企業金融サポート機構では、オンライン契約で売掛金を買い取ってもらって現金化する事ができるので、スピーディーに請求書を現金にしたい時に役立ちます。手数料が1.5パーセントである為、多くの現金を手に入れる事ができるでしょう。日本中小企業金融サポート機構へ進む詳しい内容を見る
ファクタリングとは売掛金を期日前に売って現金にする方法

金融庁は、ファクタリングを「事業者が保有している売掛債権等を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービス」と説明しています。
法的には債権の売買、つまり債権譲渡契約です。
たとえば、取引先に100万円の請求書を出していて入金が2か月後だとします。
その請求書(売掛債権)をファクタリング会社に買い取ってもらうと、手数料を引いた金額が数日以内、早ければ当日に振り込まれます。

「借りる」のではなく「売る」ので、返済という考え方がありません。売掛先から入金があれば、その分がファクタリング会社に渡って取引が終わります。
融資と違って負債にならない
銀行融資やビジネスローンは借入金なので、貸借対照表では負債が増えます。
ファクタリングは売掛金という資産を現金という資産に替える取引なので、原則として負債は増えません。
審査で主に見られるのも、申し込む会社自身の決算内容より、売掛先がきちんと支払えるかどうかです。
赤字決算や税金の滞納があっても相談できる業者が多いのはこのためです。
ただし、売掛先の信用が低い、入金日が過ぎている、売掛金の実在を示す書類が出せないといった場合は買い取ってもらえません。

債権譲渡は民法で認められた取引
売掛債権を第三者に譲ることは民法で認められています。
2020年4月1日に施行された改正民法(債権法改正)では、契約書に「債権を譲渡してはならない」という譲渡制限の特約が付いていても、譲渡そのものは有効であると明文化されました(民法466条2項)。
取引先との契約に譲渡制限が入っている場合でも、ファクタリングの相談自体はできるようになっています。
ただし、譲渡制限を知りながら買い取った業者に対して売掛先が支払いを拒める場面も残っているので、契約前にファクタリング会社へ特約の有無を伝えておくのが安全です。
手数料に消費税はかからない
国税庁のタックスアンサー(No.6201)では、金銭債権の譲渡は消費税の非課税取引とされています。
ファクタリングは金銭債権である売掛金の売買なので、手数料に消費税は上乗せされないのが一般的です。
見積書や契約書に「手数料+消費税」と書いてある業者は、仕組みを理解していないか、余計な費用を取ろうとしている可能性があるので確認してください。



2社間と3社間の違いは「取引先に知らせるかどうか」


ファクタリングには、利用者とファクタリング会社だけで契約する2社間と、売掛先も加わる3社間があります。
どちらを選ぶかで、取引先への通知の有無、入金までの日数、手数料の水準が変わります。
| 比較項目 | 2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング |
|---|---|---|
| 契約する相手 | 利用者とファクタリング会社 | 利用者・ファクタリング会社・売掛先 |
| 売掛先への通知 | 不要(知られずに利用できる) | 必要(承諾を取る) |
| 入金までの時間 | 最短即日〜数日 | 売掛先の承諾待ちで数日〜2週間程度 |
| 手数料の傾向 | 高め | 低め |
| 売掛金の回収 | 利用者が受け取ってファクタリング会社へ送金 | 売掛先がファクタリング会社へ直接支払う |
| 向いている場面 | 急ぎ・取引先に知られたくない | コストを抑えたい・取引先の理解がある |
2社間は、売掛先に知られずに最短即日で資金化できる反面、ファクタリング会社が利用者を通して回収するため貸し倒れのリスクを負います。
貸し倒れの危険を業者側が持つ分だけ、手数料は3社間よりも上乗せされます。
3社間は売掛先の承諾が必要なので時間がかかりますが、売掛先が直接ファクタリング会社に支払うため手数料は低く抑えられます。


「今週中に支払いがある」なら2社間、「来月でもいいから費用を抑えたい」なら3社間、と期日から逆算して選ぶと迷いにくいです。






手数料の目安は業者の公式表記で確認する
手数料はファクタリング会社が売掛先の信用や金額、入金までの日数を見て個別に決めるため、全業者に共通する相場表はありません。
参考として、アクセルファクターは公式サイトで2社間を売掛金額の10〜20%前後、3社間を3〜10%前後が目安と説明しています。
ベストファクターは公式サイトで買取手数料を2%からと表記し、QuQuMo(ククモ)は1%からと表記しています。
いずれも下限の数字なので、自分の売掛金でいくらになるかは見積もりを取るまで分かりません。
見積もりでは手数料率だけでなく、実際に振り込まれる金額、債権譲渡登記の費用、事務手数料などの追加費用の有無まで確認してください。



ファクタリングのメリットとデメリット
- 入金日を待たずに最短即日で現金を確保できる
- 借入ではないので負債が増えず、信用情報にも登録されない
- 審査の中心は売掛先の信用なので、赤字決算や税金滞納があっても相談できる
- 償還請求権なし(ノンリコース)の契約なら、売掛先が倒産しても利用者に返済義務はない
- 担保や保証人を求められない
- 銀行融資の金利と比べると手数料が高い
- 調達できるのは売掛金の額面が上限で、それ以上は調達できない
- 3社間や債権譲渡登記を行う2社間では、取引先に利用を知られる可能性がある
- 繰り返し使うと手数料の分だけ利益が削られ、資金繰りが慢性的に苦しくなる
- ファクタリングを装ったヤミ金融業者が紛れている
金融庁も「高額な手数料を支払うと、かえって資金繰りが悪化し、多重債務に陥る危険性がある」と注意しています。
ファクタリングは、入金のずれを一時的に埋めるつなぎの手段として使い、根本の資金繰り改善は別に進めるのが基本です。
申し込みから入金までの流れ
- STEP1相談・見積もり依頼売掛金の金額、入金予定日、売掛先の情報を伝えて見積もりを依頼します。オンライン完結の業者ならフォームと書類のアップロードだけで進みます。
- STEP2必要書類の提出請求書(または契約書・発注書)、通帳の入出金明細、本人確認書類が基本です。法人は登記簿謄本や決算書、個人事業主は確定申告書や開業届を求められることがあります。
- STEP3審査・条件提示売掛先の支払能力、売掛金の実在、入金日までの期間を審査し、買取可能額と手数料が提示されます。契約方式(2社間か3社間か)、償還請求権の有無、追加費用もここで確認します。
- STEP4契約・入金条件に納得したら契約し、買取代金が振り込まれます。2社間では、売掛先から入金があり次第ファクタリング会社へ送金する義務があるので、入金口座と期日を社内で共有しておきます。
必要書類が揃っていれば、2社間で最短即日、オンライン完結の業者では申し込みから数時間で入金されるケースもあります。
逆に、書類に不備があると審査が止まるので、請求書と直近数か月分の通帳明細は先に用意しておくと早く進みます。



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偽装ファクタリングを見分ける(金融庁の注意喚起から)
金融庁は「ファクタリングの利用に関する注意喚起」で、ファクタリングを装って高金利の貸付けを行うヤミ金融業者が確認されていると公表しています。
契約書に「債権譲渡契約」と書いてあっても、実態が貸付けと同じ機能を持っていれば貸金業に当たるおそれがあり、無登録で貸金業を営めば刑事罰の対象です。
| 起きやすいこと | 契約前にできること | 起きてしまったら |
|---|---|---|
| 売掛先が払えなかったとき、利用者が債権を買い戻す・自分の資金で支払う条件が付いている(実質は貸付け) | 契約書で償還請求権(買戻し義務)の条項を確認し、「償還請求権なし」と明記されているかを見る。口頭説明だけで判断しない | 契約書を手元に残し、弁護士または金融庁の金融サービス利用者相談室(0570-016811)に相談する |
| 買取代金が債権額に比べて著しく低く、手数料を年率に直すと出資法の上限を大きく超える | 見積書で「振込額」を確認し、額面との差を入金までの日数で年率換算してみる。相場より極端に高ければ契約しない | 年109.5%を超える利息の契約は無効。支払いを続けず、日本貸金業協会の相談センター(0570-051051)や弁護士へ |
| 勤務先や取引先への連絡、大声での恫喝など、業務の平穏を害する取立てを受ける | 会社名・所在地・代表者・固定電話番号が公開されているか、連絡先が携帯電話だけではないかを確認する | 警察相談専用電話(#9110)に相談する。悪質な取立ては恐喝罪や脅迫罪に当たることがある |
| 個人の給与を買い取る「給与ファクタリング」を持ちかけられる | 給与ファクタリングは貸金業に当たると最高裁が判断しており(令和5年2月20日決定)、無登録業者による違法な貸付け。利用しない | 消費者ホットライン(188)や多重債務相談窓口へ。返済を迫られても一人で抱えない |
金融庁は、ファクタリングが貸金業に当たるかどうかは契約書の形式だけでなく「経済的側面や実態に照らして判断される」としています。
「ノンリコース」と書いてあっても、売掛先の不払いの兆候がないことを利用者に保証させるなど、実質的に利用者が返済責任を負う契約は裁判で貸付けと判断された例があります。
1. 償還請求権(買戻し義務)がないこと
2. 振込額と額面の差(手数料)が明示され、追加費用の有無が書面にあること
3. 会社名・所在地・代表者・固定電話が公開され、登記で実在が確認できること



ファクタリング会社を選ぶときの5つのチェックポイント
1. 手数料と振込額を書面で出してくれるか
手数料率だけを口頭で伝える業者より、額面・手数料・振込額・追加費用を見積書に書いてくれる業者を選びます。
複数社に見積もりを出して比べると、同じ売掛金でも手数料に差が出ることが分かります。
2. 償還請求権なしの契約か
売掛先が倒産したときに利用者が肩代わりしない「償還請求権なし」が、本来のファクタリングです。
償還請求権ありの契約は貸付けに近く、金融庁も貸金業に該当するおそれがあると指摘しています。
3. 会社情報と運営歴が公開されているか
会社概要に所在地・代表者・設立年・固定電話があるか、法人番号で実在を確認できるかを見ます。
当サイトで紹介しているベストファクター(株式会社アレシア、2017年1月設立)、アクセルファクター(株式会社アクセルファクター、2018年10月設立)、QuQuMo(株式会社アクティブサポート)は、いずれも公式サイトに会社情報を公開しています。
4. 入金スピードと手続き方法が自社に合うか
来店や面談が必要な業者と、書類のアップロードだけでオンラインで完結する業者があります。
地方の事業者や、日中に外出しにくい個人事業主はオンラインで完結する業者が使いやすく、まとまった金額や複雑な債権は面談して進める業者のほうが条件を詰めやすい傾向があります。
5. 個人事業主や少額に対応しているか
法人のみ、または買取額に下限を設けている業者もあります。
個人事業主やフリーランスは、確定申告書で事業の実態を示せること、個人事業主の受け入れを明記している業者を選ぶことが前提になります。



カリイク掲載3社の公式情報を比較
当サイトで紹介している3社について、2026年10月5日に各社の公式サイトで確認できた内容をまとめました。
手数料は下限の表記で、実際の条件は売掛先や金額によって変わります。
| 業者 | 手数料(公式表記) | 入金スピード | 契約方式 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ベストファクター | 2%〜 | 最短即日 | 2社間・3社間 | 償還請求権なし。2026年9月の実績として平均買取額290万円、最小20万円、最高4,000万円を公開。電話は平日10時〜19時 |
| アクセルファクター | 公式コラムで2社間10〜20%前後、3社間3〜10%前後を目安と説明 | 最短即日 | 2社間・3社間 | ネクステージグループ。中小企業庁の経営革新等支援機関の認定を受けていると公式サイトに記載。資金調達後の財務相談にも対応 |
| QuQuMo(ククモ) | 1%〜 | 最短2時間 | 2社間 | オンライン完結。必要書類は請求書と通帳(直近3か月の入出金明細)の2点。債権譲渡登記不要、買取金額の上限なし。法人・個人事業主とも可 |
急ぎで少額ならオンライン完結のQuQuMo、金額が大きい・3社間も検討したいならベストファクターやアクセルファクターに相談する、という分け方ができます。
どの業者でも、見積もりの段階で償還請求権の有無と振込額を書面で確認してから契約してください。
ファクタリングと他の資金調達の使い分け
| 方法 | 資金が入るまで | コスト | 負債になるか | 向いている状況 |
|---|---|---|---|---|
| ファクタリング | 最短即日〜2週間 | 手数料(売掛金額に対する割合) | ならない | 売掛金はあるが入金まで待てない |
| 銀行融資・日本政策金融公庫 | 数週間〜1か月以上 | 金利(年率) | なる | 時間に余裕があり、低コストで長期の資金が欲しい |
| ビジネスローン | 最短即日〜数日 | 金利(銀行融資より高め) | なる | 売掛金がなく、借入でも構わない |
| でんさい(電子記録債権)の割引 | 数日 | 割引料 | ならない | 取引先がでんさいネットを利用している |
| 手形割引 | 数日 | 割引料 | ならない(不渡り時は買戻し) | 受取手形を持っている |
ファクタリングは早い代わりに費用が高いので、時間に余裕があるなら融資や公庫を先に検討し、間に合わない部分をファクタリングで埋めるのが費用を抑える順番です。
銀行融資の審査中に入金予定日が先に来てしまう、というときに2社間ファクタリングでつなぐ使い方が典型です。



事業形態ごとの使われ方
| 事業形態 | 利用のしやすさ | ポイント |
|---|---|---|
| 株式会社・合同会社 | 対応業者が多い | 決算書・登記簿謄本を求められることがある。売掛先が法人なら審査は進みやすい |
| 個人事業主・フリーランス | 対応業者を選ぶ必要がある | 確定申告書や開業届で事業の実態を示す。少額対応やオンライン完結の業者が使いやすい |
| 医療・介護事業者 | 専用サービスがある | 診療報酬・介護報酬の債権は支払元が国保連や社保なので信用が高く、手数料が低めになりやすい |
| 建設業 | 対応業者が多い | 工事代金の入金サイトが長く、外注費や材料費の先払いが重なる業種。注文書段階で対応する業者もある |
| NPO法人・一般社団法人 | 業者によって対応が分かれる | 委託事業の売掛金など、支払元が自治体や企業であれば相談できる。事前に対応可否を確認する |
どの形態でも共通するのは、売掛先が法人や公的機関で、入金日が確定している請求書があることです。
個人(消費者)に対する債権や、入金日を過ぎた請求書は買い取り対象になりません。



ファクタリングのよくある質問
まとめ
ファクタリングは、売掛金を期日前に売って現金にする、融資とは別の資金調達です。
負債が増えず、売掛先の信用で審査されるので、急ぎの資金繰りには向いています。
一方で手数料は融資の金利より高く、ファクタリングを装ったヤミ金融も確認されているため、契約前には償還請求権の有無、振込額、会社情報の3点を必ず書面で確認してください。
金融庁 金融サービス利用者相談室:0570-016811(平日10時〜17時)
日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター:0570-051051
警察相談専用電話:#9110
消費者ホットライン:188
当サイトでは、ファクタリングの仕組みや手数料、業者ごとの特徴を記事別に詳しく解説しています。



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